~シトロエン、セバスチャン・ローブ & ダニエル・エレナ組、惜しくも総合3位~
ラリー・ニュージーランドのなかで、これまでにいくつものドラマを生み出してきた魔のワンガ・コースト。2010年、その名前を再び思い起こさせることが起こりました。フィニッシュまであと数百メートル、というところまでもつれた今回のラリー。セバスチャン・ローブ/ダニエル・エレナ組は総合3位、ダニ・ソルド/マルク・マルティ組は、総合5位でのフィニッシュとなりました。ドライバーズポイントでは、ローブが変わらず余裕の1位、マニュファクチャラーズポイントでも、シトロエン・トタル・ワールドラリーチームが1位を走りつづけています。
驚異の走りを見せたデイ2の余韻もさめやらぬまま、セバスチャン・ローブ/ダニエル・エレナ組はラリー・ニュージーランド最終日に臨みました。目指すはただ優勝のみ! セバスチャン・オジエとの5.3秒差を詰めなくてはならないことに加え、最終日のループを構成するSSの状況についてもローブは少々懸念していました。2回ずつ走ることになるテ・フテワイとワンガ・コーストは、いずれも南半球のグラベル路面のあらゆる難しさを備えたコースです。
SS18では、オジエがスピン、6度の世界チャンピオンに輝くローブ/エレナ組がトップに躍り出ました。ところがワンガ・コースト1回目の走行で、1位を確実にしつつあったローブがコースアウトに見舞われました。「非常に狭い、カーブの多いセクションで、ある右カーブをちょっと甘くみてしまった。小石がたくさんあって、アンダーステアになり、木にぶつかったんだ。車体に傷はついたけど、メカニカル面のダメージはなくて、サービスパークで修理をしたあと走り続けることができた。でもトップから20秒ほど遅れの4位。まだまだ巻き返しの余地はあった」と、ローブは振り返ります。
最終日を4位スタートとなったダニ・ソルド/マルク・マルティ組は2つのSSを終えた時点で6位に後退。「ワンガ・コーストではいい走りをしたと思う。でもそれほどいいタイムが出なかった」とソルドは振り返りました。「僕たち4人はたった15秒の間にいる。勝負はまだまだこれからだよ。最後まで強気で押していくよ」
15分のサービスを終えるとタスマン海に沿って走る最後の戦いです。ローブはSS20を最速で走り抜け、最終SSであるワンガ・コースト2を前に、再び優勝への期待が高まりました。スプリットタイムが出るごとに上位2人との差が縮まります。ところが、フィニッシュまであと数キロというところで、スピンに見舞われてしまいました。「あらゆる手を尽くし、ぎりぎりの走りをした。でもまた、報われなかった。この3日間のいろんな出来事を思えば、総合3位というのは悪くない成績だと思う。このラリーを終えて、チャンピオンシップポイントでもいいリードを保つことができているし、満足して帰ることができる」
ソルドは最終SSを1位で走り、4位のミッコ・ヒルボネンから4.5秒遅れの総合5位となりました。「ダメージなしの車をメカニックに渡すことができてうれしいよ! ワンガ・コーストの2度目の走りを楽しむことができた。路面がとてもクリーンになっていたからグリップもぐんとしっかりしていたし、思った通りの運転ができた。5位に入ったことでシトロエンがマニュファクチャラーズポイントでのトップを維持するための貢献もできた。それが一番うれしいね」
| 順位 | ドライバー | メーカー/車種名 | タイム |
| 1 | J.ラトバラ(FIN) | フォード/フォーカス | 4時間04分09.8秒 |
| 2 | S.オジエ(FRA) | シトロエン/C4 | 4時間04分12.2秒 |
| 3 | S.ローブ(FRA) | シトロエン/C4 | 4時間04分25.0秒 |
| 4 | M.ヒルヴォネン(FIN) | フォード/フォーカス | 4時間04分31.1秒 |
| 5 | D.ソルド(ESP) | シトロエン/C4 | 4時間04分35.6秒 |
| 6 | M.ウィルソン(GBR) | フォード/フォーカス | 4時間07分35.8秒 |
| 7 | H.ソルベルグ(NOR) | フォード/フォーカス | 4時間10分25.1秒 |
| 8 | J.ケトマー(FIN) | フォード/フィエスタS2000 | 4時間14分29.1秒 |
| 9 | F.ヴィラグラ(ARG) | フォード/フォーカス | 4時間14分59.6秒 |
| 10 | X.ポンズ(ESP) | フォード/フィエスタS2000 | 4時間15分23.2秒 |
| 順位 | ドライバー | ポイント |
| 1 | S.ローブ(FRA) | 108 |
| 2 | J.ラトバラ(FIN) | 72 |
| 3 | M.ヒルヴォネン(FIN) | 64 |
| 4 | S.オジエ(FRA) | 63 |
| 5 | P.ソルベルグ(NOR) | 53 |
| 6 | D.ソルド(ESP) | 34 |
| 7 | M.ウィルソン(GBR) | 30 |
| 8 | H.ソルベルグ(NOR) | 24 |
| 順位 | チーム名 | ポイント |
| 1 | シトロエン・トタル WRT | 156 |
| 2 | BPフォード アブダビ WRT | 151 |
| 3 | シトロエン・ジュニアチーム | 75 |
| 4 | ストバート M-スポーツ フォードRT | 74 |
| 5 | マンチーズ・フォード WRT | 32 |
プジョー・シトロエン・ジャポンはシーズンを通してWRCのリザルトをタイムリーに配信していくことによって、WRCでのシトロエン車の高いパフォーマンスを広くアピールして参ります。