~由緒あるラリーの地フィンランドでシトロエンが2位、3位でフィニッシュ~
WRC第8戦フィンランド、シトロエン・トタル・ワールドラリーチームはデイ2に揃って順位を上げ、ワークスチームとしては初めてのレースとなったセバスチャン・オジエ/ジュリアン・イングラシア組が2位という好成績、セバスチャン・ローブ/ダニエル・エレナ組はわずかの差で3位に入りました。その結果、マニュファクチャラーズポイントのトップを走るシトロエン・トタル・ワールドラリーチームのリードはますます広がっています。
短い夜が明けると、土砂降りの雨のなか、クルーはイバスキラのサービスパークを出発しました。そこから100キロほどの距離にある3ループからなる朝の各ステージも大雨に見舞われます。そんな中、セバスチャン・オジエは開始早々から絶好調でコロンクルマのSS12で最速タイムを叩き出しました。今回の最長SSとなったバーリンマヤでは、今度はセバスチャン・ローブがギャラリーをあっと言わせる走りでトップ。そこを2位で走ったオジエは総合2位の座をペター・ソルベルグから奪取し、1位のヤリ-マティ・ラトバラとの差も15秒に迫りました。 ラトバラも次のステージでは負けじと差を広げてきましたが、最初の3ステージを終え、C4 WRCを駆るシトロエンの面々は自信に満ちていました。
「ギリギリのところまで、ペースを上げていくよ。目標はラトバラについていくことじゃない、できるだけいい順位でフィニッシュするのが目標だからね」とオジエは強調しました。一方、ローブは3位奪取をしっかり見据えていました。「今朝の3ステージでのオジエとラトバラと僕の差はごく僅か。逆にペター・ソルベルグはタイムロスをしたから、差はあと数秒にまで縮まった。この調子でプッシュし続けて、ソルベルグを抜くよ」
6度の世界チャンピオンに輝くローブはSS15(ルース)と16(ヒモス)を最速タイムで走り、宣言通り3位に浮上しました。オジエも攻めの走りを続け、ラトバラとの差をいよいよ詰めていきます。サーキーのSS17を最速タイムで走り終えると、ラトバラとの差はわずかに10秒となっていました。
ラリーはルーツとヒモスの2回目を走って終了となりました。最後の最後までラトバラにプレッシャーをかけ続けたオジエの言葉です。「2位に大満足とはいかないけど、正直この結果は予想よりいい。2度目のラリー・フィンランド挑戦だったけど、攻めて100%の走りができた。特に2日目は1位と10秒差まで迫ってフィニッシュできたからとても満足している。フィニッシュまで僕たちの戦いを応援してくれたチームみんなに心から『ありがとう』、と言いたい」

3位のローブも同じく満足しています。「素晴らしいラリーを繰り広げたラトバラとオジエに拍手をおくりたい。レースの最後にチームオーダーが全く出なかったのはラリーのためにいいことだと思う。僕の稼いだ15ポイントはチームにとって大事な得点になる。目標を果たせて満足しているよ」
シトロエン・レーシング・チーム代表オリビエ・ケネルは次のように締めくくりました。「私たちのクルーが2位と3位でフィニッシュし、マニュファクチャラーズポイントでのリードが8ポイント拡大しました。シトロエンはラリーを愛しています。ですから今回も、順位を入れ替えるようにというオーダーは出しませんでした。ノーミスで攻めの走りをする、それができるオジエとローブ、二人のセバスチャンには脱帽ですね」
| 順位 | ドライバー | メーカー/車種名 | タイム |
| 1 | J.ラトバラ(FIN) | フォード/フォーカス | 2時間31分29.6秒 |
| 2 | S.オジエ(FRA) | シトロエン/C4 | 2時間31分39.7秒 |
| 3 | S.ローブ(FRA) | シトロエン/C4 | 2時間31分55.6秒 |
| 4 | P.ソルベルグ(NOR) | シトロエン/C4 | 2時間32分00.3秒 |
| 5 | D.ソルド(ESP) | シトロエン/C4 | 2時間33分14.6秒 |
| 6 | M.ウィルソン(GBR) | フォード/フォーカス | 2時間37分13.3秒 |
| 7 | M.オスベルグ(NOR) | スバル/インプレッサ | 2時間37分20.4秒 |
| 8 | J.カンクネン(FIN) | フォード/フォーカス | 2時間39分08.6秒 |
| 9 | J.ハンニネン(SWE) | シュコダ/ファビア S2000 | 2時間40分34.6秒 |
| 10 | P.アンダーソン(SWE) | スバル/インプレッサ | 2時間41分45.3秒 |
| 順位 | ドライバー | ポイント |
| 1 | S.ローブ(FRA) | 166 |
| 2 | S.オジエ(FRA) | 118 |
| 3 | J.ラトバラ(FIN) | 105 |
| 4 | P.ソルベルグ(NOR) | 90 |
| 5 | M.ヒルヴォネン(FIN) | 86 |
| 6 | D.ソルド(ESP) | 77 |
| 7 | M.ウィルソン(GBR) | 48 |
| 8 | F.ヴィラグラ(ARG) | 26 |
| 順位 | チーム名 | ポイント |
| 1 | シトロエン・トタル WRT | 265 |
| 2 | BPフォード アブダビ WRT | 210 |
| 3 | シトロエン・ジュニアチーム | 145 |
| 4 | ストバート M-スポーツ フォードRT | 108 |
| 5 | マンチーズ・フォード WRT | 40 |
プジョー・シトロエン・ジャポンはシーズンを通してWRCのリザルトをタイムリーに配信していくことによって、WRCでのシトロエン車の高いパフォーマンスを広くアピールして参ります。