~ローブ・エレナ組ドイツ8連勝、優勝に向けて万全の体制で日本へ~
オープニングステージで1、2位を独占したシトロエン・トタル・ワールドラリーチーム。ラリー・ドイツの終わりを告げるフラッグが振られたとき、C4WRCは再びワンツー・フィニッシュを遂げたのでした。セバスチャン・ローブ/ダニエル・エレナ組はラリー・ドイツで8連勝という新記録を達成、初コンビとなったダニ・ソルド/ディエゴ・ヴァレ-ジョ組はノーミスで2位につけ、チームの勝利に花を添えました。これで、C4WRCは32回目の勝利。これはクサラWRCと並ぶ記録で、C4WRCはラリーの歴史のなかでも最強のマシンに名を連ねたことになります。
非常にハードな2日間を終え、最終日はぐっと短い85キロの勝負となりました。クルーはモーゼルのぶどう畑に戻って、ドロンタールとモーゼルヴァインを2回ずつ走り、トリーアの旧市街を走り抜けるキルクス・マクシムス(大円形競技場)と呼ばれるスーパースペシャルステージでフィニッシュとなります。
デイ2を終えて1、2位を占めたセバスチャン・ローブとダニ・ソルドはピレリ「P?Zero」ソフトコンパウンドタイヤを履いてトリーアのサービスパークを出発。最後まで走りきることを何より重視した彼らは極端な速さよりも、安定性を優先したのです。「いつもそれが最善の策とは限らないけど、できるだけ今の位置を維持したい、と思ったんだ」と、途中のサービスパークでローブは語りました。「ソフトコンパウンドだと何カ所かある濡れた路面でしっかりグリップできるし、雨が降っても対応できるからね」
「方針は昨日のパンツァープラッテで決まった」とソルドは振り返ります。「今日はとにかく逃げるのみ。1、2位に入ればマニュファクチャラーズポイントの点から見て、シトロエンに大きな貢献になるからね」
2周目も好調な走りで1、2位独占を確実にし、最後のキルクス・マクシムでは大きな声援のなか、ローブは8回連続の勝者としてフィニッシュラインを走り抜けました。「ドイツで勝つのはいつもとてもうれしい。ターマックでC4WRCを走らせるのは大好きだし、何よりこんなにたくさんの観客から熱狂的に応援してもらったらやる気もぐんと出るしね!」と、6度の世界チャンピオンに輝くローブは満足そうです。「今回もまた、このマシンを信頼して走ることができた。パーフェクトで速くて、タイヤの一番いいところを引き出してくれる、頼もしいクルマだね。これで2010年5回目の勝利になる。7回連続の世界タイトル獲得という夢に一歩近づいた」
「コ・ドライバーにディエゴ・ヴァレオを迎えての初めてのラリー、とても満足しているよ」ラリー・ドイツで3度目の2位となったソルドは振り返ります。「ローブは全体的に僕よりちょっと速かった。デイ1ではいい勝負だったけど、最長SSで差がついたね。でも、チームの期待に応えることはできたし、マニュファクチャラーズポイントのリードを広げる役に立ったことをうれしく思うよ」
「シトロエンはメキシコ、ポルトガル、ブルガリアの大会同様、表彰台独占です」とシトロエン・レーシング・チーム代表オリビエ・ケネルは付け加えました。「もちろん、優勝のみを目指してきたわけですが、優勝の味はいつも格別ですね。シトロエン・レーシングにとってはC4WRCがクサラWRCの記録に並んだというのも非常にうれしいことです。52回のラリーで32勝。そしてこれからも勝利を重ねていくことでしょう」
| 順位 | ドライバー | メーカー/車種名 | タイム |
| 1 | S.ローブ(FRA) | シトロエン/C4 | 3時間59分38.3秒 |
| 2 | D.ソルド(ESP) | シトロエン/C4 | 4時間00分29.6秒 |
| 3 | S.オジエ(FRA) | シトロエン/C4 | 4時間01分51.6秒 |
| 4 | J.ラトバラ(FIN) | フォード/フォーカス | 4時間02分12.2秒 |
| 5 | P.ソルベルグ(NOR) | シトロエン/C4 | 4時間06分26.0秒 |
| 6 | M.ウィルソン(GBR) | フォード/フォーカス | 4時間08分25.0秒 |
| 7 | K.ライコネン(FIN) | シトロエン/C4 | 4時間08分28.8秒 |
| 8 | K.アルカシミ(UAE) | フォード/フォーカス | 4時間17分14.8秒 |
| 9 | M.ヴァン エルディック(NLD) | スバル/インプレッサ | 4時間17分31.3秒 |
| 10 | P.サンデル(SWE) | シュコダ/ファビア S2000 | 4時間17分37.1秒 |
| 順位 | ドライバー | ポイント |
| 1 | S.ローブ(FRA) | 191 |
| 2 | S.オジエ(FRA) | 133 |
| 3 | J.ラトバラ(FIN) | 117 |
| 4 | P.ソルベルグ(NOR) | 100 |
| 5 | D.ソルド(ESP) | 95 |
| 6 | M.ヒルヴォネン(FIN) | 86 |
| 7 | M.ウィルソン(GBR) | 56 |
| 8 | F.ヴィラグラ(ARG) | 26 |
| 順位 | チーム名 | ポイント |
| 1 | シトロエン・トタル WRT | 308 |
| 2 | BPフォード アブダビ WRT | 222 |
| 3 | シトロエン・ジュニアチーム | 168 |
| 4 | ストバート M-スポーツ フォードRT | 118 |
| 5 | マンチーズ・フォード WRT | 40 |
プジョー・シトロエン・ジャポンはシーズンを通してWRCのリザルトをタイムリーに配信していくことによって、WRCでのシトロエン車の高いパフォーマンスを広くアピールして参ります。